2015.08.31 Monday
"GENERATION"−Circulation of the life−
■Harukayama Art Fort 2015
Date: August 30th-September 27th, 2015
Opening Hours: 10:00am ? 5:00pm
Place: Harukacho, Otaru, Hokkaido
?
The artwork of Toshihiko Shibuya is“GENERATION” −Circulation of the life−
This artwork was inspired by the Circulation of the life (natural cycle). By installing spherical tiny blue pushpins on fallen trees, I evoked images of spawning life.
The law of “natural cycles” has begun to be lost little by little. I will question again how my artwork performs as media to re-encounter the environment surrounding me and my life, rather than just placing the artwork to face nature.
?
http://landarchs.com/can-art-teach-you-something-about-life/
Can art teach you something about life? -The LA Team (翻訳:澁谷俊彦)
「多忙な毎日を送っているあなたは、退屈な仕事に縛られていませんか?
アートに抱かれることは、あなたの毎日の生活の中で、バランスを回復し、新しい地平を見ることができるように、あなたの意識の(境界の)外に焦点を当て、あなたに活力を与えてくれます。
(必要なのは、心を開いて感受性豊かに見ること、聞くこと、そして、アートのメッセージは直接的にすぐに理解出来ないこともありますが、それを受け入れる心も持ち合わせて下さい)
とても最初は魅力的で、または神秘的で、面白く感じるアートワークの本来の意味性は作家の心の中に隠されているのです。
あなたがアーティストの思考過程を理解すると、アートワークはより深い意味になります。」
“Generation ? Circulation of Life” by Toshihiko Shibuya
Harukayama Art Fort
渋谷俊彦(1960年生まれ、室蘭出身の日本人アーティスト)のアートワークを取りあげます。
渋谷の作品は、札幌の街の近く、北海道の沿岸の観光ゾーン小樽はるかやまで、「ハルカヤマ藝術要塞」展に出品されています。
40年前に建てられた廃屋のホテルの傍らに設置されています。会期は8月〜9月の間で、この美術展の作品数は年々増加し、今回は67名が参加しております。
アーティストたちは「アートと環境との関係」に主に焦点を当てています。
「荒れ地としての風景」
この景色は、40年前のホテルの跡地として、放置され、補修されることもなく現在に至り、自然と人間との土地に関する考察を想起させます。
そして、人間生活のサイクルとリズムを形成する主題の結果を見せてくれています。
2011年東日本大震災後、渋谷は、創造する力を失ったと述べました。しかし、逆説的に、この景色は、大震災の損傷した風景と同じであり、そこに何か創造的なプロセスと表現方法を彼に与えてくれました。
「荒廃したホテルの瓦礫や倒木が私に再生、共生、自然と人間の共存を表現するための活力を与えてくれた "と彼は言っています。
「キノコからの生命循環」
2015年に「Generation2」を2013年と「Generation」を渋谷は、同じような材料で、同じテーマを持って設置しました。
2011 年に彼は "白シメジ繁殖計画」を設置しました。2011年のそれは、倒木の幹に反射光で鮮やかなピンクに輝く白いカーペット鋲があります。
樹皮には、時間の経過、コケの成長にその足跡を残しています。
様式化されたキノコ型のカーペット鋲の家族はアーティストが自ら増殖させたものです。
2013年に、同じ木に、彼はいくつかの謎の動物、多分カエルの卵の見立てとして、透明なピンを設置しました。
透明球の下側には夜光塗料が塗布されており、日没後に懐中電灯や月あかりによって、幻想的な景色を見ることが出来ます。
そして2015年、渋谷には受精卵のイメージを想起させる3500もの青ピンを同じ木に設置しました。
「象徴学」
それは明確な象徴としてのおとぎ話の文脈です。年々のインスタレーションによって、自分自身を更新し、新たなテーマを見出し、
プッシュピンの突然変異を通して人生そのものの進化を語る、新しい意味合いを前提としています。
このように、プレートと様式化されたピンクに反射するタッグ、丸みを帯びた透明な形状のピン、そして、新しい青いピンは多くの生命のサイクルと同様に、
連続した進化の一種に到達しています。私にはそれがさらに数年後にどのように見えるのでしょう。
アーティストは次のように語っています。
「「自然のサイクル」の法則は少しずつ失われ始めています。私の作品は自然と対地させるのではなく、寄り添うように共存、共生を強く意識して、設置されます。
足元の小さな自然を見つめ直し、人間のこれからの在り方を問うための装置として機能することを目的としています。
?
The Inner Cycle
自然とはそれ自体が生と死の循環です。死のない人生、そしてまた、その逆もありません。メタファーは明確です。自然の力が再生プロセスによって、
分解から新しい生命を創造したように、アーティストは、復活の物理的かつ精神的な両方のメッセージを発信します。
一見取るに足らない記念碑から、 私たちの生活の中で起こるすべては、その痕跡を残し、何か他のものの生育のための礎となるのです。
私たちは未来が保管されているかを知ることはできません。しかし、確かなことは必ず変革がやって来るであろうことです。
生命は知覚できないほどゆっくりと再び最高潮に湧き出てきます。
?
Let it Flow: It’s Not a Challenge
個人的に、私は生命循環、死、そして復活のコンセプトが好きです。
これは、厳密な意味性と概してと大まかに両方、独自の意味を持っています。
それはおとぎ話のようであっても、全ての障害を打破し、再出発出来る、素晴らしい考えなのです。良い知らせなのは、それがおとぎ話などではなく、ごく普通にに発生するであろうこと。
何かが起こりうるのです。アーティストのその行動とともに、発生を促してみましょう。
しかし、あなたはその工程を強いることが出来なくても、そして、あなたの障害に直面していても、分別を失ってはいけません。
あなたは、荒廃した倒木に育つこれらのキノコのように、しばらく耐えなくてはいけません。生命とはそれ自身の絶え間ない循環のなかで、発生することを忘れてはならないのです。
Article by Valentina Ferrari
■ハルカヤマ藝術要塞2015
2015年8月30日〜9月27日(10:00am〜5:00pm)
小樽市春香町
■作品タイトル「GENERATION(起源・発生)」−生命循環−
過去2回と同じ廃墟ホテルの瓦礫壁面にもたれかかる倒木を支持体に3500ピースの青いマップピンを(両生類あるいは魚類の)生殖卵に見立てて、設置しました。「倒木更新」をコンセプトとしています。私の作品は自然と対地させるのではなく、寄り添うように共存、共生を強く意識して、設置されます。足元の小さな自然を見つめ直し、人間のこれからの在り方を問うための装置として機能することを目的としています。
The article of "Harukayama Art Fort2015" was appearing in the Hokkaido shinnbun evening news paper,
September 17th.
JUGEMテーマ:アート・デザイン