blog | Toshihiko SHIBUYA - 澁谷俊彦 (渋谷俊彦)

ＰＣの不調のため、昨年末からつい先ほどまで書き込みが出来ず、アナログな正月を過ごした09年の始まりです。

さて、09年は3月24日(火)〜4月5日(日)の会期で個展です。
会場はギャラリーエッセ（札幌）で、昨年に引き続き企画展です。
今年は会期が2週間に延長されました。

また、昨年は開催のなかった「絵画の場合」が9月8日(火)〜9月20日(日)の会期で実施されます。会場は個展同様、ギャラリーエッセでの開催です。
参加作家は10名前後となる予定なので、作品サイズは小品となります。

新作家の参加があります。お楽しみに。

（年末年始は雫の制作に専念しておりました）

アートワークの中には日常の制作とは縁遠い作品のオーダーもあるので、一部を紹介。「札幌建物紀行」というシリーズがある。歴史的建造物を水彩スケッチするもの。今年で３年目のロングランシリーズ。

３年も描くと４０ちかい建物を描いているので、ネタ切れ状態だったりする。マニアックなものは描き手は楽しいが、クライアントからは駄目だしが出る・・・。

小樽シリーズと函館シリーズもあるが、札幌は新たに夜景を描いたりもした。さて、来年もこのシリーズは継続するのか否か？

通常の作家活動とは異なるが、こちらも大切な仕事。いわゆるアートビジネス。個展などで発表した作品をそのままリクエストしてもらえるケースと新たな作風をオーダーされるケースと千差万別。

今年０８年の実績は、パシフィックタワー札幌（１階吹き抜けエントランスの壁面）ミサワホーム（住宅展示場) 積水ハウス（住宅展示場）北海道電力北２条クラブ（客室１０室）中銀ライフケア札幌平岸天神山（相談室）

の５件。来年以降も地道に着実に誠実な仕事を進めていけると嬉しい。

０６年からの新展開「瞑想の森」シリーズは木口に版表現で彩色された柱状オブジェのインスタレーションであった。

様々な場を発表空間に選んできた（従来型の非日常空間：ギャラリーが主であり、新たな展開としての空間：すなわち日常空間：公共空間、住空間での展開は実現していない）が、

０８年は新しい支持体による「森の雫」を発表。３月のギャラリーエッセの個展「森の雫０８」は柱状オブジェから新たな支持体（半球状オブジェ）へのやわらかなシフトであった。

０９年３月に向けての個展にはすでに８ヶ月の制作準備を経ているが、
新たなイメージが複数あって、集中力が分散、拡散気味である。

まずは１つ１つの「雫」の制作に専念しなくてはいけない。